家づくりの道のり ~基礎工事編~①

こんにちは、広報の福島です。

さて、今日は『基礎工事』編です!


「基礎」と「土台」は?

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(ベタ基礎)

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(土台+断熱床材)

前回は地盤の調査方法を中心にご紹介しました。

続いて行われるのは基礎工事です。

よく...

「家は、土台がしっかりしていないと!」

と言いますが、建築工程では「基礎」と「土台」は別のものです。

基礎工事も様々な工程があります!

まず、建物の基礎を作るために土を掘削し
それを平らに仕上げます。

これを根伐り、床付といいます。

次に、砕石を5cmほどの厚みで敷き、転圧。

続いて、砕石の上に防湿フィルムを敷いて、
外周部には捨てコンと呼ばれる下地となるコンクリートを
深さ5cmほど流し込み、平らな面を作ります。

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コンクリートから管が出ているのは、
給水管などを通す、さや管といわれるものです。

給排水管を直接コンクリートに埋め込まずさや管に通すと、
交換がしやすいので、維持管理対策等級が最高級の3となります。

給排水管の寿命は30年程度といわれますが、長期優良住宅になると、
この給排水管をチェックするための点検口をさらにつくったりします。

そして、基礎のコンクリートを流し込む前に、配筋作業を行います。

ベタ基礎の場合は、耐圧盤と呼ばれる床面が必要となり、
立ち上がり部分と一緒に鉄筋が組み込まれます。

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いよいよ、基礎のコンクリートを打設します。

最初に耐圧盤、
それがしっかり硬化すると、立ち上がり。

コンクリートが水としっかり化学反応を起こして固まるように、
水分が逃げないように養生します。

養生しないと、夏場は急激に乾燥したり...
冬場は凍結して水分がなくなったり...
ひび割れの原因となります(;^_^A

養生のあと、型枠を外すと基礎の完成です☆彡

建築基準法では、基礎の地盤面から立ち上がりの高さは
30cm以上となっています。

立ち上がりの高さがあると、
雨の跳ね返りや、地面からの湿気の影響を受けにくくなり、
木部の劣化、白アリの被害の低減などにつながります。

この高さが不足していることによるトラブルもあるそうなので、
施工中には現場に足を運んで、いろいろとチェックしておくと
良いかもしれません(^O^)

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