変動金利から固定金利への切り替え

こんにちは、広報の岡です。
 
 
 
今日は、住宅ローンについてご紹介した中で、
『変動金利から固定への切り替え』について詳しくご紹介したいと思います。
 
お金2.png 

マイホームの購入時に「変動金利が上がれば、固定に切り替えれば良い」
と言われたことがある方もいるかと思います。
 

実は、この方法は現実的ではないのです😓
 

実は変動金利が上昇するころには固定金利も上がってしまっているため、
金利が上がってから変更を考えていたのでは遅すぎるからです💦
 
 
 
なぜ、固定金利が先に上がるのか...
 

まず前提として、固定金利は国が発行する国債の利回りに連動しており、
国債の利回りが上昇すれば住宅ローンの固定金利も上昇します。
 

国債の利回りには投資家が行う取引が大きく影響しますが、
投資家は将来の市場の動きを予想して行動するため、
変動金利よりも早い段階で金利が変動するのです💦
 
 
 

投資家が債券価格が下落すると予想
       ↓
投資家が国債を売却
       ↓
債券価格が下落(=利回りが上昇)
       ↓
住宅ローンの固定金利が上昇

となるのです。
 
 
 
「債券価格が下がりそう(金利が上昇しそう)」
と予想をする投資家が増えると、
国債を売却する流れになり、債券価格が下降します😰
 

さらに債券価格と国債の利回りは、
どちらかが上がればどちらかが下がるという反対の動きをするため、
国債の利回りが上昇することで住宅ローンの固定金利も
上昇という様に連鎖するのです。
 
 

以上の理由から変動金利が上昇するころには
固定金利も上がっているため、
金利タイプを変更するタイミングとしては「遅い」と言えるのです。
 
 
 
10年後、20年後というように将来の住宅ローン金利を
正確に予想することは誰にもできません。
 
 
「住宅ローンを変動金利で借りたものの、やっぱり固定金利に変更したい」
とお考えの方は、
 
 
変動金利から固定に借り換えるべきか...と判断が出来ないときは、
「現在の金利と比べて変更後の金利が高いのか低いのか」比較してみましょう。  
金利状況によっては損をする可能性がありますので、
現在の金融機関で変更するのか、
違う金融機関へ借り換えるのかを判断するために、
両方のパターンでシミュレーションをしておきましょう。 
 
 

しかし、住宅ローンを取り巻く金利の動向は誰にも予想できません🤷
 
 

今後の金利上昇リスクが不安なのであれば、
固定金利に切り替えておくことをおすすめします😌

 
 

住宅ローンの基礎 5⃣

 

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さて、今日は
 
 

「ローンの審査に通らない!?」
 
ローンが通らない.png 
 
と、なるかもしれない原因をご紹介します(^.^)
 
 

こちらも以前ブログ上でご紹介しましたが

住宅ローンを利用する場合、

意外な理由で審査に落ちることがあります😢
 
 

「え?こんな理由で?🤦」

「まったく心当たりがなかった💧」
 
 

そんなことのないように、

原因を知って対処していきましょう!
 
 
 
 
 

🔷携帯電話料金の未納
 
 
 

携帯電話(スマートフォン)を購入する際、

分割して月々の電話料金と一緒に支払う方法ありますね。
 
 

実はこれ、立派なローンなのです。
 
 

滞納すると、この機種代金のローンの未払いで

住宅ローン審査に引っかかってしまいます💦
 
 

カード払いにしておくのも1つの対処法ですが、

引き落とし日に口座に残高があるのか確認しておきましょう。
 
 
 
 
 

🔷年金保険料の未払い
 
 
 

国民年金の保険料の未払いにも注意が必要です。
 
 

20歳そこそこでは学生だったり、給料が安かったりで

ついつい未納にしてしまうケースも少なくありません。
 
 

市役所などで予めきちんと手続きすれば、支払いを

猶予してもらえたりします。
 
 

例えば、なにもしないで未納のまま22歳で就職し、

そこからは年金を支払い始めたとしても、

未納分が住宅ローン審査でひっかかってしまうことも💦💦
 
 

未納があって、いまから新築をお考えの方は、

市役所や年金事務所などで相談してみましょう。
 
 
 
 
 

🔷税金の滞納
 
 
 

住民税や車、二輪の税金なども同様に、滞納があると

審査に通らない可能性があります。
 
 

こうした税金の滞納金があると、少額であっても信用がない

ということで審査に通らないことがあります😓
 
 
 
 
 

🔷クレジットカードのキャッシング枠
 
 
 

クレジットカードのキャッシング枠にも注意が必要です。
 
 

クレジットカードのキャッシングでは、

ATMにクレジットカードを入れるだけで

簡単にお金借りることができてしまいます。
 
 

金融機関によっては、この枠が

「既に借りているもの」だとみなされてしまうことが💦
 
 

このため、キャッシング枠のついた

クレジットカードをたくさん持っていると、

住宅ローンの審査に通らないという場合があります。
 
 

そのため、審査をする前に
 

1、使っていないクレジットカードは解約

2、使っているものに関しては、使わないキャッシング枠をはずす
 
と、しておいたほうが安全です。
 
 

因みに、キャッシング枠をはずす場合は、

クレジットカードの裏に書いてある電話番号に電話をし

キャッシング枠を外したいと伝えると良いようです。
 
 
 
 
 

🔷健康状態が悪い
 
 
 

重い内臓疾患や精神疾患にかかっていた場合、

住宅ローンの審査に通らない場合があります。
 
 

フラット35以外では、ほぼ全ての金融機関が

住宅ローンの申し込みの条件として、

団体信用生命保険に入ることになっているからです。
 
 

住宅ローンの借主に万一のことがあった場合は、

この団体信用生命保険で住宅ローンの支払いが免除されます。
 
 

なので、万一の場合になる確率が高い場合は、

病院で検査して、健康状態を告知したりすることが必要になります。
 
 

その結果団体信用生命保険に入れず

審査が通らない場合もあります。
 
 

だからこそ、健康状態にも注意が必要なのです❕
 
 

※フラット35は、団体信用生命保険は任意加入なので、
保障なしでもどうしても住宅ローンが組みたい方は、こちらをおすすめします。

住宅ローンの基礎 4⃣

 

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今日は、『融資額』についてです(o^―^o)


住宅ローン3.png
 
 

① 借りれる額=返済できる額??

住宅ローンの融資額を考える時には

「借りられる金額」ではなく「返せる金額」

から考えることが大切です!

融資を受ける金額が、無理なく返済できる金額なら

問題ありませんが、希望額の融資が受けられた場合でも

その金額を最後まで返済できる保証はありません💦

住宅ローンの融資額を考えるときは

借りられる金額から考えるのではなく

返済できる金額から考えることが大切です❕



② 金利

当初の金利が低いと借りすぎてしまう可能性も...

融資額を算定する場合には、仮に適用金利が1%であっても

将来の金利上昇を見越して

3%程度の金利でも返せる融資額に抑えておくのが良いでしょう。



③ 税込み年収でなく、手取りで!

住宅ローンの返済は、税込み年収25%程度までは

無理のない融資額と言われています。

ですが、手取り月収30%を超えると

家計のやりくりは厳しくなります😓

特に、教育費の負担が住宅ローン返済を直撃することも💦

また、住宅の維持費もかかるので

住宅ローンの返済率は、手取り月収の30%以内に

おさめるようにしましょう😌



④ 共働き

共働きの場合は、収入を合算して借入能力を計算します。

夫婦以外にも、同居する親・子など

安定的な収入があれば、収入合算が可能です。

ただし、合算する収入基準は

各金融機関によって異なりますので、注意してください。

働き方によっては、収入合算できない場合もあります!

金融機関に、事前に確認しておきましょう♪





 
 
 

住宅ローンの基礎 3⃣

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さて、今回は住宅ローンの返済方法についてです(o^―^o)
 
 
 

過去にブログでもお伝えしましたが

住宅ローンの返済方法は、『元利均等返済』と『元金均等返済』の

2種類があります。
 
 

どちらを選ぶとよいのでしょうか?
 
 

ほとんどの人は元利均等返済
 
元利.png

元利均等返済とはどういうものかというと、

金利が変わらない限り

返済額が常に一定になる住宅ローンです。
 
 

このとき、返済が進むにつれて、

返済額に占める元金と利息の割合が

変わっていきます。
 

住宅ローンでは、初めは利息ばかり払っているということを

みなさんも耳にしたことがあるかもしれませんが、

初めのうちは元金に比べて利息の割合が多いです。
 
 

返済が進むにつれて利息分が占める割合がどんどん減り

返済額に占める元金と利息の割合が毎月変わっていきます。
 
 

この返済方法は、金利が変わらない限り毎月の返済額が一定で、

元金と利息の合計を均等に返済していくので、

「元利均等返済」と呼ばれます。
 
 

もう1つの住宅ローン返済方法、元金均等返済
 
  
元金.png
 

こちらについては詳しく教えてもらえる機会が少ないのでは

ないでしょうか。
 
 

これはどのような返済方法かというと・・・

住宅ローンで借りた借入額の元金を、

毎月均等に返済していくという方法です。
 
 

例えば、2400万円を20年で返す場合、

元利均等返済であれば、

元金の年間返済額は120万円になります。
 

住宅ローンの返済額が毎月減っていく
 

それに対して利息分が毎月変化していくことになります。
 

元金の返済が進むにつれて利息は減っていきますので、

一番初めの年の返済額が一番高くなります
 
 

返済が進むにつれて、元金と利息を合わせた毎月の返済額が

減っていくことがこの返済方法の特徴です!
 
 

そのため
 
 

「今はまだ子供が小さくて、あまりお金がかかっていない」
 
 

だからこそ・・・
 
 

「将来的に子供にかかるお金が増える時期には

住宅ローンの負担を減らしたい!」
 
 

という考えの方に向いている返済方法だと言えます。
 
 
 
 

元利均等返済と元金均等返済、どちらが有利なのか?
 
 

住宅ローンの借入額2000万円、返済年数35年、金利は

最初から最後まで、ずっと2%という条件で比較してみます。
 
 

元利:当初 66,262円 / 月

総支払額:27,825,861 円
 
 

元金:当初 80,952円 / 月

総支払額:27,016,463円
 
 

→差額  約 81万円
 
 

このように、単純比較すると元金均等返済のほうが有利に

なりました。
 
 

ですが!
 
 
 

例えば元利均等返済で毎月約81000円返済するとすれば、

返済期間は35年から27年へ短縮でき

元利均等返済のほうが約110万円

返済額を抑えることができます。
 
 
 

住宅ローン2つの返済方法
 
 

・元利均等返済は金利が変わらない限り返済額は一定。
 
 

・元金均等返済は初めは返済額が多く、毎月減っていく。
 
 

・単純比較では、元金のほうが有利。
 
 

・返済額をそろえると、元利のほうが有利。
 
 
 
 

アレックス創建では

セミナーやイベントでも資金の相談を承っています。
 
 

また、他にも
 
 

「個別で話が聞きたい!」

「時間が合わない💦」
 
 

という方は、お気軽にお問い合わせくださいm(__)m
 
 

住宅ローンの基礎 2⃣

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さて、今日は先週の続きで

「金利」についてです(o^―^o)
 
住宅ローン2.png

住宅ローンを変動にするか固定にするかの悩みどころは?
 
 

住宅ローンを借りるときの一番気になるところは、

「総額いくら払うのか」だと思います。
 
 
 

この「総額」に大きくかかわっているのが金利です。
 
 
 

更に金利には、変動金利と固定金利があり

それぞれに大きな違いがあります。
 
 
 

まず、それぞれの特徴をあげると...
 
 

変動金利

・固定金利に比べて金利が低い

・金利が変動する可能性がある
 
 

固定金利

・変動金利に比べて金利は高い

・金利は返済終了まで決まっている
 
 

ということが言えます。
 
 
 
 

🔶変動金利と固定金利とどちらが得か、の答えはない
 
 

変動か固定かを選ぶ際に基準にしがちなのは、

「どちらが得か」

ということだと思います。
 
 

しかし、それでは結論はでないし、後悔しかねません💦
 
 

変動にしていて金利が上がってしまえば...

「固定にしておけばよかった!」
 
 

金利があがらなければ...

「変動にしておけばよかった😰」
 
 

となるからです。
 
 

では、どういった基準でえらべばよいのでしょうか?
 
 
 
 

🔶変動と固定のリスクはだれが負う??
 
 

変動金利のリスクは、借り手側が負います。
 
 

市場の動きに合わせて住宅ローン金利が変動するため、

仮に金利が上がれば、必然的に金融機関の収益も上がります。
 
 

この場合、金融機関に金利変動に対するリスクはなく

そのため、金利は低く設定されます。
 
 
 
 


固定金利のリスクは、貸し手側が負います。
 
 

固定金利は、市場の金利が上がっても

住宅ローン金利は変わらないため、

金融機関は、金利の上昇による利益の増加はありません。
 
 

そのため、金融機関が金利が上昇するリスクを負うことになり

変動金利と比較すると、固定金利のほうが金利設定は高めです。
 
 
 
 

🔶変動金利の金利がどうなるかは、推測
 
 

フラット35のような全期間固定金利や、

借りた時点で返済終了までの金利がわかる住宅ローンであれば、

全部でいくら支払うのかを計算することは出来ます。
 
 

しかし、変動金利の場合は、

住宅ローンを支払終わってみないと支払総額がわからないため

ローンの金利をあらかじめ予測することはできません。
 
 

つまり、借りる時点で住宅ローンの支払総額は計算できないのです💦
 
 
 
 

🔶なぜ「変動金利」でのシミュレーションが多いのか
 
 

その理由は、ごく簡単です。
 
 

変動金利のほうでシミュレーションを出したほうが

支払総額が安くなり、買ってもらいやすくなるからです。
 
 

変動と固定で金利が0.8%違うとしましょう。

そうすると、月々の支払額は、1万円違ってきます。
 
 

例えば、6万円台か7万円台なのか...
 
 

月々の支払い額が違えば家を買う決断ができるかにも関わりますね。
 
 

そのため、一般的に変動金利が使われています。
 
 
 
 

🔶住宅ローン、固定か、変動か決めるひとつの考え方
 
 

それは...
 
 

「借りた後も金利を気にするのかしないのか」
 
 

ただそれだけです。
 
 

「変動で返せなくなったら、借り換えをする」

「途中で固定に変える」
 
 

は、お勧めしません。
 
 

こちらは、後にお話ししたいと思います。
 
 

変動金利のメリットは、

なんといっても固定より最初の支払金額が低いことです。
 
 

金利が上がるのをびくびくして待つより、

支払が安く済んで浮いたお金を運用する!
 
 

これは積極的な解決の仕方としてお勧めします😁
 
 

金利は、ローンを組む際に特に重要です。
 
 

だからこそ
 
 

「こっちが得だよ!」
 
 

と教えてもらいたくなってしまいますね💦
 
 

ですが、大事なのは「自分に合っているか」で、考え決めることです。
  
 

資金計画について、もっと詳しく知りたい

という方は、お気軽にご相談ください手を振る.gif