諸費用って?①

こんにちは、広報の福島です。


さて、タイトルにある「諸費用」ですが

家を建てるには

土地代+建物+諸費用が必要になります。

その諸費用について、以前にも何度かご紹介していますが

この費用、 決して侮ることはできません!

今回は、諸費用とはいったいどんなものか...

おさらいしていきたいと思います(^^♪

新築前の対策に役立てていただければ幸いです!
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★家を建てる時の本当の費用とは?

家のポストに、工務店やハウスメーカーからの

チラシが入っていることはよくあります。

しかもそのチラシには、注文住宅としては

とても魅力的な金額が並べられています。

そして大きく書かれた「期間限定価格」の文字。

新築を考えている人が見たら、

きっと頭の中で月々の支払額を計算するでしょう。

ですが、すぐに

「これならいける!」

と思うのは危険です(+o+)

家を建てる時にかかる費用は、この建物の本体価格以外に、

付帯工事費用諸費用が必要なのです。

つまり、残念ながらこのチラシの値段では家は建てられません(>_<)

では、家を建てるには、実際いくらかかるのでしょうか...?

★「諸費用」込みの総費用の目安
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家不動産リフォームローン電卓お金

諸費用付帯工事費用をまとめてざっくり表現すると

本体以外にかかる費用、といえます。

「色々資料を見たけど、家を建てるのにいくら必要なのか

さっぱり分からない!」


そういう場合はこの数式で目安の金額を出すといいかもしれません。

(土地購入費+本体価格×1.2)×1.1=総費用の目安

注文住宅の付帯工事費用

本体価格の15%~20%が目安だといわれています。

また諸費用は土地購入費と建築費(本体価格+別途工事費)

を合わせた値段の6%~10%が目安です。

この数式は上限の20%と10%に合わせていますので、

例えば土地購入費が700万円で本体価格は1,500万円の場合、

総費用の目安は2,750万円。

つまり2,750万円、用意すれば足りる可能性が高いことが分かります。

では、諸費用付帯工事費用とは


具体的に何に使われるお金なのでしょうか...?

(次回に続きます!)

利息と元金

こんにちは、広報の福島です。


さて、早速ですが


「住宅ローンでは、初めは利息ばかり払っている」

ということを、耳にしたことがある方も多いかもしれません。

ローンには、元金と利息があり

この二つを払っていかなければなりません。

もし、利息ばかり払って元金が減っていなかったら

最終的な支払いの総額はとても大きくなりますね(+o+)

では、「ローンの支払い」とは

具体的にどの様に行われているのでしょうか...?
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★ローンの返済方法は二種類!


住宅ローンの返済方法は

元利均等返済元金均等返済の2種類があります。


そして、ほとんどの人は元利均等返済
になっています。

元利均等返済
とはどういうものかというと

金利が変わらない限り返済額が常に一定になる住宅ローンです。

このとき、返済が進むにつれて

返済額に占める元金と利息の割合が変わっていきます。
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初めのうちは元金に比べて利息の割合が多いです。

返済が進むにつれて利息分が占める割合がどんどん減っていくことになり、

返済額に占める元金と利息の割合が毎月変わっていきます。

この返済方法は、金利が変わらない限り

毎月の返済額が一定で、元金と利息の合計を均等に返済していくので

元利均等返済と呼ばれます。

そして、もう1つの住宅ローン返済方法、元金均等返済とは

住宅ローンで借りた借入額の元金を毎月均等に返済していく

という方法です。

例えば、2400万円を20年で返す場合

元利均等返済であれば、元金の年間返済額は120万円になります。
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(住宅ローンの返済額が毎月減っていく)

それに対して利息分が毎月変化していくことになります。

元金の返済が進むにつれて利息は減っていきますので

一番初めの年の返済額が一番高くなります。

返済が進むにつれて、元金と利息を合わせた

毎月の返済額が減っていくことが

この返済方法の特徴です。

ですので

「今は子どもが小さくてあまりお金がかかっていないけれど、

子供にかかるお金が増える時期には住宅ローンの負担を減らしたい!」

という考えの方に向いている返済方法だと言えます。

元利均等返済元金均等返済、どちらが有利なのか?

住宅ローンの借入額2000万円、返済年数35年

金利は最初から最後まで、ずっと2%という条件で比較してみます。


元利 ・・・ 当初 66,262円 / 月

  →総支払額 27,825,861 円

元金 ・・・ 当初 80,952円 / 月

  →総支払額 27,016,463円


結果 →→ 差額  約 81万円

このように、単純比較すると元金均等返済のほうが有利になりました。

しかし、例えば元利均等返済で毎月約81000円返済するとすれば

返済期間は35年から27年へ短縮できます。

そうなると、元利均等返済のほうが約110万円も

返済額を抑えることができます!
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つまり...


・元利均等返済は金利が変わらない限り返済額は一定

・元金均等返済は初めが1番返済額が多く、毎月減っていく。

・単純比較では、元金のほうが有利

・返済額をそろえると、元利のほうが有利

となります(o^―^o)

家族のライフプランと照らし合わせながら

自分に合った返済方法を考えてみると良さそうですね!

登記って? ②

こんにちは、広報の福島です。


さて、今回は昨日の続きです(o^―^o)
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★地目変更登記について...

昨日ご紹介した地目変更登記ですが

中止しなければならないことがあります(>_<)


もし地目変更しようとしている土地の地域が

農業振興地域に該当している場合


地目変更登記申請よりも前に

その除外の申請をしなければなりません!

通称、農振除外の申請と呼ばれるものです。

申請先は、通常、地域の役所内の農林課(農政係り)となります。

ただ、役所によっては農林水産課という名称の場合もあるようです。

通常この農振除外の申請をして農業振興地域から

除外されていなければ、農地転用届や農地転用許可などの

手続きも進みません。

この農振除外の申請の役所側の受付や審査については、

だいたい年数回と決まっていますので、タイミングが悪ければ

数か月先の受付になってしまうこともあります(+o+)

そして、役所によっても異なりますが、

農振除外申請が受付されてから手続き完了までは、

だいたい半年~8か月くらいはかかるようです。

つまり、申請するタイミングが悪ければ、農振除外の完了までに

1年前後かかってしまうこともありえるということです(;^ω^)

⑥ 建物滅失登記

現在住んでいる家を取り壊して家を建てたり、

古い建物を取り壊してその土地に家を建てるという場合は

取り壊す建物の滅失登記をしなければなりません。

この滅失登記も、取り壊してから1カ月以内に行わないと

10万円以下の過料となっていますので、注意が必要です。

ただ、取り壊した建物が登記されていない場合は必要ありません。

★登記費用の目安

建物2000万円の新築、土地1000万円

2000万円の住宅ローンを借入の場合。

登記種類・・・登録免許税司法書士等への報酬
印紙税

・土地の所有権移転登記・・・15万円、4~5万円、なし

・建物の表題登記・・・なし、8~10万円、なし

・建物の所有権保存登記・・・16,800円、2万円、なし

・抵当権設定登記・・・2万円、5~10万円、なし

・住宅家屋証明・・・1,300円、1万円、なし

・不動産登記情報2通・・・なし、なし、794円

合計39~47万円となります。

ちなみに、ご両親の土地にご両親の名義のまま家を建てる場合

土地の所有権移転登記が必要ないので

その分登記費用もやすくなり、30万円前後となります。

そして、農地を買って宅地に転用した場合

登記に関わる費用も50万円前後となります。

因みに、この登記に関わる手続きは

自分で行うことで20万円ほど節約することができます。

しかし、法務局が平日しか開いていないこと、

必要書類をそろえることなど、注意が必要なこともあります。

「良く分からない!」

「行き詰ってしまった」

という方は、ご相談はお気軽にどうぞ

登記って? ①

こんにちは、広報の福島です。

さて、家を建てるにあたってよく耳にするのが

「登記」という言葉です。

では、登記とは一体どのような物なのでしょうか?
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★登記ってなに?なぜ必要?

登記とは...

「この土地や建物は私のものだ。」

と公的に認めてもらうために行う手続きのことです。

では、購入した土地や新築した家の登記をしないと

どうなるのでしょうか??

登記には、表示に関する登記権利に関する登記があります。

表示に関する登記は、取得してから1カ月以内に登記をしないと

10万円以下の過料(罰金の類)と法律で決まっているようです!

また、登記をしないでいると、固定資産税を納めていても

自分のものだと主張できません(+o+)

ある日、いきなり所有者を名乗る人が現れて、退去を求められる

なんてことも可能性としてはあり得るのです!


★住宅ローンを利用する場合は登記は必須

住宅ローンを利用する場合、土地や建物に抵当権という権利を

登記しなければなりません。

これは、あなたが住宅ローンを支払えなくなった場合

銀行が住宅ローンの代わりに土地と家をもらえる権利です。

住宅ローンを利用しない場合は、登記をしなければ

登録免許税という税金を節約できますが

過料というデメリットもあります(>_<)

なので、新築時には登記は必ずするものだと

思っておいて間違いないでしょう!


★新築時に必要になる登記種類

① 建物表題登記

新築した建物はまだ登記簿には登録されておらず、

書類上は存在していない建物です。

この状態から、新築した建物の所在地や家屋番号、建物の種類や構造

床面積、所有者を登録するのが建物表題登記
です。

② 所有権保存登記

建物表題登記にも所有者は書かれていますが

所有権保存登記をすることで、初めてその物件の所有者だと

公的に認められます。

所有権保存登記をすることで、その建物を売ったり相続したり

住宅ローンを借りたときに行う抵当権の設定登記が可能になります。

逆に所有権保存登記をしなければ、その建物の売却も相続もできません。

この登記は任意ですが、上記のようなことがあるので

登記をするものと思っていた方がよさそうです!


③ 抵当権設定登記

これは、ローンを利用する場合に必要になる登記です。

万が一あなたが住宅ローンの支払いが不能になった場合、

銀行が住宅ローンの代わりに土地と建物をもらえるという登記になります。

ほとんどの場合で、住宅ローンを利用する場合は

その銀行や金融機関、住宅金融支援機構の

第一位の抵当権を設定する必要があります。

そのため、土地の住宅ローンはA銀行

建物はB銀行ということはできません(+o+)

④ 所有権移転登記

自分以外の誰かが所有者となっている土地を購入する場合

その所有権をあなたに移す必要があります。

これを、所有権移転登記といいます。


⑤ 地目変更登記

家を建てるためには、土地の種類(地目)を

宅地にする必要があります。

地目にはいろんな種類(農地、雑種地、公園、山林など)があります。

その時に必要な登記が地目変更登記です。

沢山あってチョット大変そうな雰囲気ですね...(;^ω^)

とはいえ、これから一生住む家の為ですので

しっかりと把握しておきたいですね!

住宅ローン破たん!?

こんにちは、広報の福島です。

皆さまは、住宅ローン破たんという言葉を
ご存知でしょうか?(o^―^o)

意味としては、その言葉通り
住宅ローンを払う事が出来ずに家計が破たんしてしまう事です。

あまり考えたくはない事ですね"(-""-)"

ですが、誰であっても、ローンを組む際には
「返せる!」
と思っているわけです...。

では、どのようにして住宅ローン破たんを
迎えてしまうのでしょうか?
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まず、破たんを迎えてしまう場合に多いのが

「月々の返済額だけしか頭になかった((+_+))」

という点です。

広告に、

頭金0円!月々の返済8万円!

などという文字を見たことがある方は多いのではないでしょうか。

これならば、

「賃貸のアパートとほとんど変わらない!」

「家賃より安くなるかも?」

と、思ってしまいそうですよね!?

ですが、現実はもっと複雑です( ;∀;)

例えば、返済期間・金利・管理費などの費用・資産価値の低下
そして何より、自分や家族の環境の変化(病気など)もあります。

「完済するころには、80歳になっている」
「固定金利選択型にしたけど、固定期間後に金利が大幅に上がった」
「管理費などを合わせると、月々の返済額が想定よりかなり多かった」
「返済が出来なくなったので、売却しようとしたが
残りの返済額より、安い値段しかつかなかった」
「妻が出産後に退社し、ローンが払えなくなった」

これらは実際にあった話です((+_+))

人生なにが起こるかは誰にも分かりませんが、大事なのは

・返済負担率を25%程度に抑えること
・収入は手取りで考える事
・返済期間と家族のライフプランを照らし合わせて考える事
(繰り上げ返済が出来るタイミングを見つけるなど)
・出来るだけボーナスには頼らない
・頭金は貯めておく

そして
借りれる額=返せる額 ではない
という点です。

少し前には、ニュースなどでも頻繁に取り上げられていた
住宅ローン破たん...。

これからローンを考えている方は、自分には関係ないと思わずに
本当に返せるのか
もう一度、考えてみるのも良いかもしれませんね(^_-)-☆

良い土地&悪い土地

こんにちは、広報の福島です。

早速ですが、「家づくり」に欠かせない土地探し。

ここで躓いてしまうと、中々次に進め無くなってしまいます...。

特に

「もっと良い土地があるのでは...?」

と考え始めると、大きな買い物である分
決断が出来なくなるためです((+_+))

土地探しには決断力がポイントになってきます!

そこで今回は「変形」した土地について
ご紹介したいと思います(o^―^o)
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まず、良い土地と悪い土地には
どんな違いがあるのでしょうか?

例えば...

【良い土地】
学校、スーパー、病院などが揃っている
風通り・日当たりが良い
車が通りやすい
地盤が強い
道路との高低差がない
整形地
【悪い土地】
生活するのに不便な場所
風通り・日当たりが悪い
家の前の道が狭い
地盤が弱い
道路との高低差がある
変形地

などなど...

上記の物はあくまで一例です。

人それぞれ考え方がありますので
良い土地とは、自分に合った土地
とも言い変える事が出来ます!!

ですが!

変形地に関しては、少し注意が必要です。
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変形地とは、四角くない土地の事です。
(長方形なり正方形なりの、四角い土地のことは整形地と呼びます。)


まず、変形地はハウスメーカーでは「規格外」となってしまいます。

あらかじめ基本的な仕様が決まっているため
そもそも、変形地を嫌がる傾向があるそうです"(-""-)"

一方で、設計事務所や工務店では
複雑な条件の土地でも柔軟なプランをつくることができます。



実際に色々な家を見ていると、「変形地」に合わせた
「変形した家」を見つけたりします。

家が三角形になって尖っていたり、逆に丸くなってる家も(^^♪

もしくは、変形した部分を庭として使っている
お家もありますね!(^^)!

比較的安いという点と、「個性的」という意味では
長所として考えることも出来るかもしれませんね( *´艸`)

ただし、変形地の中でも旗竿地には
更にご注意を!

家の前の道路が狭く、駐車が不便だったり
インフラの整備にコストが掛かったり
日当たりが悪かったり...

道が狭いせいで、工事に必要なトラックが入らない
なんて事もあるそうです((+_+))



変形地と言っても、実際に「良い土地」か「悪い土地」か
判断するのは少し難しいですね。

「土地が決まらない!」

という方は、お気軽にご相談ください♪