家事動線・・・それでいいですか?

こんにちは、広報の福島です。
 
 
 
今日は快晴で春到来って天気でしたね😊
 
 
4.倉敷市粒浦 T様邸 LDK.JPG
 (T様邸)
 
 
 
家事や育児、仕事となれば
 
 
「少しでも家事の負担を和らげたい...💦」
 
 
という気持ちになりますね。
 
 
 
そして、この家事にかかる負担を少しでも和らげるために

「家づくり」をする上で

間取りや仕上げに工夫を凝らしていくのは大切なことです。
 
 
 
しかし、それを実現するためには、

いくつか理解しておかなければならないこともあります。
 
 
 
多くの方が、間取りを考える上で必ずと言っていいほど、

ある1つの固定概念に縛られてしまっています。
 
 
 
"部屋は日当たりが良い方に配置する"というものです🏠
 
 
 
周辺環境や形といった土地が持つ条件に関係なく

この考えで「家づくり」を進めてしまった場合、
 
 
 
家事動線という点においても

余計に手間がかかる間取りをつくりあげてしまうことがあるんです💦
 
 
 
 
最短の動線のはずが...
 
 
家事動線をよくするために、

"キッチンと洗面脱衣室を近くに配置して欲しい"

というご要望を多くの方がお持ちだと思います。
  
  
  
しかし、そのもう一歩先を見つめてみると、

洗面脱衣室から洗濯干場までの距離は、

決して近いというわけじゃないお家がほとんどではないでしょうか?
 
 
 
もし、2階にある寝室のベランダまで

干しに行かないといけないとしたら、

おそらく最長の家事動線となっているのではないでしょうか?
  
  
  
この原因は、先程お伝えさせていただいた

"部屋は日当たりが良い方に配置する"

という固定概念に縛られてしまっていることにあります🏠
  
  
  
全ての部屋を日当たりが良い方向に配置しようとすると、

水回りは必然的に日当たりが悪い方向に

配置せざるを得なくなります。
 
 
「でも、洗濯物を干す場所は、日当たりが良い場所がいい!🌞」
 
 
となると...
 
 
必然的に、洗濯物を干しに行く動線が

長くなってしまうというわけですね。
 
 
 
一番北から一番南まで移動しないといけないわけですから😢
 
 
 
しかも、日当たりを考慮すると2階の方がよく当たるので、

さらに階段まで上って干しに行くようになると...
 
 
今はまだ若いからなんとも思わないかもしれません。
 
 
しかし、20年後、30年後はどうでしょうか?
 
 
足腰が弱ったり、悪くなってしまったとしたらどうでしょうか?
 
 
 
また、ヒートショックを最も起こしやすい場所は、

お風呂や洗面脱衣室です。
 
 
 
ですが、必ずと言っていいほど、

一番寒くなる北側にそれらを配置するというのも、

考えてみるとおかしいことだとは思いませんか?
 
 
 
 
寝室や子供部屋...ずっと日が当たっている必要は?
  
  
想像してみてください...
 
 
あなたは一体何時に寝室に寝るために行きますか?
 
 
一体何時に起きていますか?
 
 
一日のうち、寝る時間以外、

どれだけの時間を寝室で過ごしますか?
 
 
 
想像してみてください...
 
 
 
あなたのお子さんは、

一体どれくらい自分の部屋を使っていますか?
 
 
 
もし、自分の部屋で寝ているとしたら、

一体何時に寝に行って、何時に起きていますか?
 
 
 
思春期が来て、もし部屋で勉強するようになった時、

直射日光が一日中入り続ける部屋で、

集中して勉強出来るでしょうか?
 
 
 
そうなんです!
 
 
 
これらの部屋は、決して一日中、

日が当たっている必要なんてないですよね?
 
 
 
一日を通して明るくさえあってくれればそれでいいですよね?
 
 
 
であれば、日中も洗濯物を干しておくことが出来る

洗面脱衣室が日当たりがいい方が、

ずっと合理的だと思いませんか?
  
  
  
この間取りの工夫が出来れば、

洗濯物を干しに行く家事動線も、

ずいぶんと短く実現するコトが出来ます。
 
 
 
そして、家事の手間をずいぶんとカットすることが出来ます。
 
 
 
洗濯作業は、同じフロアで全てが完結出来れば、

すいぶんと手間が楽になります。
 
 
 
 
何を一番大切に考えるかは、十人十色です🏠
 
 
 
ですが、当たり前のように考えていたことを

一度考え直してみると

理想的な間取りが見つかるかもしれませんね😊

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