耐震・制振・免震の違い

こんにちは、広報の福島です。
 
 
 
「家づくり」で気になるポイントの一つが

『地震対策』ではないでしょうか?(o^―^o)
 
 
 
家族が安心して暮らせる家を建てるためには

この『地震対策』が欠かせません!
 
 
 
ですが、「耐震構造」「制振構造」「免震構造」という

3つの構造形態があるのをご存知でしょうか?
 
 
 
今回は、それぞれの特徴をご紹介します🏠✨
 
 
img07.png
 
(制震ダンパーダイナコンティ)
 
 
 
耐震構造
 
 
 
➡ 建物の堅さと強さで地震に抵抗する構造。
 
 
 
・地震の規模によっては主架構(柱・梁・壁)に損傷を生じる。

・大地震の時には建物全体にわたり損傷の程度を調査し、

 可能な限り修復を行うことになる。

・建物の揺れは、他の構造に比べて大きくなる。

・グレードに応じた経済的なコスト設定が可能。

・コストを抑えるには、バランスよく壁などを配置することが重要
 
 
 
 
 
制振構造
 
 
 
➡ 建物内に配置したダンパーで、地震エネルギーを吸収
 
 
 
・ダンパーが地震エネルギーを吸収し、建物重量を支える主架構の損傷を抑える。

 大地震に主架構の損傷をゼロにすることも可能。

・大地震後にも基本的にダンパーの交換は不要。

 性能が低下したことがわかった場合は、

 補修・交換することで、地震前の状況に戻すことが可能。

・耐震構造に比べ、風揺れや地震時の揺れを小さく抑えることができる。

・耐震構造に比べ、ダンパーの効果により建物の層間変形は小さくなる。

・建設費に占めるダンパー費用の比率は小さく、経済的に高い耐震性能が得られる。

・ダンパーを適切に配置できる平面計画が重要。
 
 
 
 
 
免震構造
 
 
 
➡ アイソレータで浮かせ、ダンパーで地震エネルギーを吸収
 
 
 
・免震層のダンパーで地震エネルギーを吸収し、建物に損傷を与えない。

・大地震後にも基本的にダンパーの交換は不要。

・耐震・制振構造に比べ、建物の揺れは小さくなる。

・免震層は数十㎝の変形に追随することが必要。駐車場等に利用可能。

・耐震・制振構造に比べ、建物の層間変形は小さくなる。

・初期設定費はやや高めとなるものの、

 高い耐震グレードを達成するには他の構造より経済的。

・自由度の高い建築計画が可能。
 
 
 
 
 
いかがでしたか?
 
 
 
地震に対する備えも、様々な方法があるんですね🏠